ここでは、4点ほど整理しておきます。
1点目:
単純な疑問。せっかく「出雲国」を譲ってもらったのに、何故ニニギノミコトは出雲国に降臨しなかったのか?
答えも単純。出雲国に降臨しなかったのではなく、降臨できなかったんです。
ニニギノミコトの子孫が天皇となり、古代大和王権が成立します。国譲りは大和王権に対して行われたことは、遺跡から分かってます。
つまり、ニニギノミコトが筑紫の日向の高千穂に降臨した時、出雲国は存在してたんです。
もっともストーリー的には、筑紫の日向の高千穂しか降臨する場所はありません。伏線がありましたね。
イザナギが禊ぎを行った神聖な場所こそ、降臨する地にふさわしい。
2点目:
筑紫の日向の高千穂とはどこか?
朝鮮半島に通じるから福岡県の博多だ。いや、宮崎県の日向だ。
などと意見が分かれてるようですが、
しぇからしか!
こう考えればよかろーもん。

天孫降臨の地は九州、以上。
3点目:
天孫降臨時、ニニギノミコトのお供をしたのがイツノトモノオ。アマテラスを天岩戸から引っ張り出した5人の神々です。何故イツノトモノオが、ニニギノミコトのお供をしたのでしょう?
イツノトモノオは、ニニギノミコトを護衛しています。
天皇の祖先、ニニギノミコトを護衛するのは当然の話ですが、何故イツノトモノオが再出演してくる?
アマテラスを天岩戸から引っ張り出した神話は、史実からヒントを得て創作されたと書きましたね。ここも史実に基づいて創作されてますが、これまた後で触れます。
4点目:
タカギノカミ(高木神)こと、高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)は天地創造時、2番目に対生成した神様でした。この神様の娘がニニギノミコトの母。これで気づいたことがあります。
天地創造時、3番目に対生成した神様は、神産巣日神(カミムスヒノカミ)でしたね。この神様の手からこぼれ落ちた神様がスクナヒコナ。オオクニヌシの国造りに貢献した、小人の神様です。
高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)
神産巣日神(カミムスヒノカミ)
名前が似てますね。「高御」と「神」の違いだけ。おそらく、
| 高御産巣日神 | :高天原の神様(天つ神)を生む神様 |
| 神産巣日神 | :芦原の中国の神様(国つ神)を生む神様 |
という意味なのでしょう。
古事記に戻ります。